BenQの27型カラーマネージメントディスプレイSW2700PTのアンバサダープログラムに当たったのでいろいろと書きたいことを書いてみます。
モニターと言ってももらえるわけでなく、返さなきゃならないので。
さらにモニターやらせてもらえるとは言っても、特に褒めたことばかりを書くつもりもありません。
このような高性能なディスプレイを必要とするのは、WEBサイト作成時の写真の色味をきちっと仕上げるため、印刷物のデザインする際の色味をきちっと見るため、そして趣味のひとつである写真をRAW現像してプリントアウトするため。
まずは組み立てから。
組み立ては特に難しいことはありません。
脚は分割されているので組み立てます。
27インチのディスプレイを取り付ける脚だから脚は結構重いですね。デイスプレイそのものは意外と軽いです。
ただフードの取り付けに関して。
上部はマジックテープでの固定なので何も考えずにくっつくけど、両サイドの取り付けはわかりにくかったかな。10分ほどかかってしまいました。
両サイドがなかなか固定できない。固定しないとブラブラしてしまう。
設置時の最初の一回だけのことだけど、もう少しカチッといくといいかな。
組み立ててから気づいたけど、CD-ROMの中に日本語の説明書のPDFが入ってました。
現在使用中のPCは2012年のMac Book Pro。
最初にモニターに決まってから気になったのは、接続するケーブルに関して。
Mac Book Proからモニターに接続するにはThunderboltからしか繋がらない。
現在のモニターはThunderboltからDispray Portに変換するケーブルで接続している。
モニターのディスプレイがMini Dispray Portだったらどうしよう?とか思ったけど、何も心配なかった。現在のThunderbolt→Dispray Portケーブルであっさり繋がりました。
電源を入れてみると、解像度が高いのかな、今までより写真や文字が小さい。
近年のThunderboltの付いたMac Book ProからならThunderbolt→Dispray Portケーブルで繋がります。
送られてきた箱もかなりでかいが、(写真では伝わりにくいですが)ディスプレイそのものを机の上に置くとこれまたでかい!
でもこれでAdobeのソフトは全て1台のディスプレイにパレットを置いて作業できそう。
今使っている24インチのディスプレイはDreamWeaverに限らず、Illustrator、Photoshopは、右にMac Book Proを置いてるんで、そっちのディスプレイにパレットをまとめています。これが意外と使いにくい。
それだけでもこの27インチの価値があります。
あっ、私昔の設定のままでDreamWeaver使ってます。黒い背景にカラーの文字の方が何となくプログラムしてる感があるのですが、マクロメディアの頃の設定のままの方がやりやすいです。慣れちゃってるんですね。
上の画像は変更予定のこのブログのデザインをコーディング中の画面です。
1カラムのシンプルなものにする予定です。どうでもいいですが・・・。
個人的なこととして、左にUSBポートがあるのが使いにくい。
うちの場合、たまたま机の上のHDなどは全て右側にあるので、いくつかが接続できない。
左に接続するものが置かれている人もいるだろうから、それは大した問題ではないよね。
これはあくまでも個人的な問題です。
で、そのUSBポートのすぐ下にSDカードスロットが付いているのも便利かも。
今現在のうちのMacは困りませんが、これからのMacはSDカードスロットはなくなっていくんだよね、確か。
写真データをSDカードから取り出すのにMacにスロットがついていないと何らかの形で外付けで繋げないといけないから、これはいいと思います。
今回はモニター期間が2週間しかありませんが、ちょうどWEBサイト用にプロカメラマンと同行した時に私自身がGRIIで撮った写真、親戚の結婚式があったので、肖像権などか問題にならない程度にRAW現像したものをアップしてみました。
RAW現像するアプリはLightroomを使用しています。
i1 Dispray Proのキャリブレーションソフトであるi1 Profilerを使用してキャリブレート。
i1 Profilerで何パターンか測定してみて合うものを選んで使用。今回はVIEイルミナントD75を選んでいます。
白色点はとりあえず何パターンで試して決めました。
色温度の測定もできるけど、測定したものと実際にプリントアウトしたものが合わないので75にしました。
それと、初めて使うディスプレイなので、RGBの色合わせの仕方がわからない。
正確に言うとRGBの色合わせの項目はあるのだけど、i1 Profilerが反応してくれない。
下の画像のようにブルーが低いので、ディスプレイの色域を触ってみたのですが、i1 Profilerが反応してくれない。
決まった期間でモニターしなければならないということと、そこまで時間をかけられないので、とりあえずスルーしてしまった。もしかしてこれはやらなくてもいいのかもしれない。
BenQの純正キャリブレートソフトのPalette Master Elementである程度できるようになっているのかもしれない。でも何回ダウンロードして、インストールし直しても起動すると落ちてしまう。
これに関しては調べても何も出てこないので、何が問題か分かりません。
もちろんMac用をダウンロードしてますよ。
ちなみにMacはEl Captanをインストールした際に、クリーンインストールして必要なソフト以外はインストールしていません。Palette Master Elementを使用しなかったのはそこに原因があります。
というより落ちてしまうので、使用できない。
モニターにならない。BenQさん、ここは何とかしてください。
ここは日本語の説明書の印刷物が欲しかった。
印刷物をつけちゃうと価格に反映されちゃうから、しょうがないのかな。
そうして試行錯誤してRAW現像したものをプリントアウトした写真と、モニターの色が少しまだ赤味ががってはいるか、ほぼ合った。
もう少し時間があるといいんだけと、こればかりやっているわけにもいかないから。ある程度Lightroom側でプリント時の色の濃さを調整して出力したらほぼ合いました。
もっともプリンターとの色合わせは、プリンタープロファイルというものが必要になってくるから別問題となるのかな。
さすがにそこまでお金をかけられないからね。
出力はEpsonのプリンタープロファイルをそのまま使用しています。
それでもほぼ合っているから、昔色合わせに何枚も何十枚も出力していた頃を考えるといいよね。
ちなみに付属のCD-ROMにはMac用のドライバ関連は一切入っていないみたい。
いらないといえばいらないけど、なんでないんだろ?
どちにらにしろ、一番新しいバージョンをダウンロードすることになるだろうけど、昔ほどWindowsばかりの時代ではないような気もするけどなぁ。
OSDコントロールは便利です。普段はほぼAdobe RGBを使用しているが、カラーモードの変更が物理ボタン1発で変更できます。
普段はAdobe RGBで作業しているけど、WEB用にsRGBに一発で変えられるのは本当にいいね。
また、モニターの輝度、入力なども手元のボタンで変更可能なのはとても便利です。
そしてなにより素晴らしいのは、カラーマネジメントのできる27インチの液晶モニターが65,680円(2016年11月26日現在の価格.comの最安店)で買えること。しかもフードつき。
今までの27型カラーマネージメントディスプレイのほとんどがフード別売、物によってはキャリブレーションソフトも付属しないものが「10万円超え」という高価なものだった。(しかもその別売のフードが19,000円とかして、安い液晶デイスプレイならもう一台買えちゃうよという価格)
このディスプレイが出たことによって、カラーマネージメントディスプレイの価格も落ちていくのかな。
一応カラーマネジメントディスプレイは24インチで使っているけど、これ欲しくなってしまいました。
もしかしてBenQの罠にかかってしまっているのでしょうか?
最後に、写真を撮ってないですが。
送り返すために箱に入れる作業をしていた際、ディスプレイ後ろにある脚の取っ手部分、これは地味に便利です。
大抵の場合、机の奥の方にあるであろうデイスプレイを持ち上げるのにとても便利。
下の写真はRICOHのGRIIで撮った写真です。
RAW現像したものをsRGBで保存したら、さらに赤みの強い写真になりました。
このあたりは使い道の違いですね。
WEB用はまた違う仕様でRAW現像して色を調整しないといけない。
OSDコントロールのボタンがそこで生きてきそうですね。
うーん、このディスプレイ欲しい・・・。
#BenQアンバサダー